当たり前のことですがセックスをすると妊娠します。
でも、セックスしても妊娠するとは限りません。
しかし、セックスしないと妊娠はしません。

セックスをして妊娠したくないときは避妊をします。
避妊は望まない妊娠をするために必要です。
無防備に妊娠するはずはないとセックスして妊娠することは多々あります。
一方で、妊娠を望み努力するにも関わらず妊娠しない場合も多々あります。
命の誕生は、人の思惑をはるかに超えた世界です。

人間のセックスは愛を確かめ合う行為です。
日本語では「性交」と書きます。
「性」は心と生き方、「交」は交わる、人間のセックスは心と生き方で交わることです。

本来、相手を大切にする気持ちや、尊敬する気持ち、この人と共に生きて行きたいと思う気持ちの高まりの延長線上に性行為は存在してほしいものです。
そうした気持ちが伴わなくてもセックスはできます。
それは動物の本能のまま、子孫を残すための行為と思えば人もまた次の世代に優秀な遺伝子を残す必要がありますから儀式として、あるいは快楽のはけ口としてのセックスもあるの現実かもしれません。

人は「人間」として人と人の関わりの中で生きています。
秩序をつくり、守る中で社会を形成し安全や安心を手にしてきました。
人は本能や感情といったものの上に知性や理性を積み重ね人間としての行き方を模索し幸福を求めていきています。

人の社会の中では、セックスは愛する人との愛を確かめ合う行為として存在しますが
その延長線上には妊娠し出産し、次の世代の子供を健全に育てるという
大きな役割があります。
それを踏まえて望むときに望む妊娠を計画していくのが「家族計画」です。
自然の成り行きがよい場合もあります。
しかし、自然の成り行きで妊娠したことで自分自身も産まれてくる子供も不幸にしてしまうこともあります。

望まぬ妊娠は決してしないことです。
中絶は心も体も傷つけます。

この人の子供が欲しい、この人と一緒に子供を育てて生きたい、と思える人とだけセックスしましょう。
自分の心も体も生き方も大切にしましょう。
そして、その自分の思いを受け入れてくれる人とだけセックスしましょう。
自分の思いや気持ちを受け入れてくれない人とは、どんなに好きでも
「NO」という勇気を持ちましょう。
成り行きでセックスして性感染症になることも多々あります。
様々なリスクがあることを知りましょう。
今、妊娠してもいいですか?
大切に産んで、育てることができますか?
望まれて生まれなかった子は悲しいです。
望まれて生まれてきたのか、そうでないのか、人は、どんな風に自分が生まれてきたかを一生背負っていくことになります。

産まれてきた赤ちゃんには、生まれてきてくれてありがとう、あなたに出会えて良かったと言ってあげたいですね。