出産前のおっぱいの手入れについては様々な意見があります。
しっかり行ったほうが良いとか、必要ないとか、、乳房は触らないとか、乳房もしっかりマッサージするとか、それぞれの経験に基づいて指導がされています。
 
多少は科学的根拠に基づいている場合もありますがほとんどは実際の結果をみて、こうしておくほうが良いという場合がほとんどです。
目的地は一緒でもたどり着くルートや方法は様々。
先に通った人や客観的に見ている人が良かれと思ってアドバイスしたことが、結果的に実を結べばOK。
 
結果的にうまくいかなかった場合、他の方法だったら良かった、ということもあるでしょうし、他の方法ではもっと残念な結果だという場合もあります。
ただ時間は同じように流れているので、元に戻って違う方法を試すことはできませんね。
 
二人目、三人目であれば、自分の中での比較ができるので参考になりますが初めてであれば同じお手入れをしていたにも関わらず、AさんとBさんでは結果が異なります。
 
アドバイスを受けたとき納得したら、信じて実践してみましょう。
あとで、あのときこうすれば良かったと、後悔するのは辛いので母乳育児を成功させるためにはある程度、情報収集も必要です。
おっぱいのお手入れを十分にしていて、とても形もよく柔らかく理想的な状態であっても、抱っこがうまくできなかったり赤ちゃんが小さかったりして、授乳に戸惑うことも多々あります。
 
そういう意味では、おっぱいの手入れが全てを決めるわけではありません。
私見では、
①出産前は乳房は触らない。
②乳頭の汚れをオリーブ油などできれいにしておく。
③乳頭を形よく整える
扁平や陥没乳頭の場合はひっぱりだしながら
乳輪全体が柔らかく赤ちゃんの口にフィットするように
この3点が押さえられていれば、まず大丈夫。
切迫早産で出産前のお手入れができなかった方でも
陣痛が起きてから行っても十分間に合うお手入れです。
何より赤ちゃんに母乳を与えたいという気持ちが一番大事。
そのために出きる限りのことをしておく、それで十分だと思います。
 
できることには限りがあるのだから出来ない事を悩んだり、不安になったり、後悔したりしないで赤ちゃんの為にできる限り・・・それがママの気持ち。
 
その気持ちは赤ちゃんに伝わっていくと思いますよ。