今年は寒いですね。
富士山も降った雪が寒さの為にすぐ凍ってしまい
ふわっとした積雪にならず雪が少なく見えるのだそうです。
我が家は壁に断熱材が少ししか入っていないので、
家の中にいても暖房がないと寒くてしんしんと手足が冷えます。

私もそうですが、女性の多くは冷え性です。
特に近年は冷えが原因の女性の病気が増えています。
体が冷えていると当然、循環している血液の温度も低いわけで
血液やホルモンの働きが低体温のため活性化せず
検査をすれば、それほど悪い数値ではないので病気とまではいえないけれど
生命を育むべき女性の体をめぐるには力不足。

月経周期が一定しない、月経量が異常に多いあるいは少ない、痛い、
不正出血がある、手足が冷える、腰痛、なかなか妊娠しない、
まだ若いのに更年期障害のような肩こりや偏頭痛がある等等
不妊症、内膜症、月経困難症といった女性ホルモンの機能不全からくる
女性特有の病気の原因は、ほとんどが「冷え」。
冷えを改善するとほとんどの症状が改善されてきます。

同様に冷えがあると母乳の分泌も低下してきます。
産後の体が心身ともにバランスよく回復するためにも
おいしい母乳を分泌するためにも
体にはエネルギーの貯金が必要です。
妊娠しても「冷え」が続いていると産後にむくみが出やすくなります。
当然疲れやすくもなります。

「冷え」はある日突然症状を出してくるように見えますが
実は思春期の頃からの生活状態によって水面下で徐々に進んでいるのです。
「冷え」の改善は、当たり前のことを当たり前にする日常の中で改善されてきます。
でも、これが案外続けるのが難しい。

毎日の食生活をきちんとバランスよくとる、
甘いものを食べ過ぎない、温野菜をたっぷりたべる、
たんぱく質や炭水化物をしっかり摂る、
規則正しい生活をする、睡眠時間はたっぷりとる
シャワーではなく入浴する、足浴や半身浴、
適度に動く、歩く、手足の指先を使う、
夏の間にアイスや氷、ビールなどで胃を冷やしすぎない、などなど
方法は簡単で、誰でも知っているし出来ることです。
そして地道にこつこつと継続していくこと。
急ぐときは漢方や補助食品などの助けを借りても良いでしょう。

体が冷え切っているときや、母乳が出ない、乳房の張りが心もとない時は
授乳の前に温かい飲み物を飲む、乳房をホットタオルで温めるなど
お試しあれ!