子育てママの相談室

子育て頑張りすぎていませんか? 赤ちゃんの気持ちに気付いていますか?
子育てママの相談室から助産師・福田純子が 楽しい子育てを応援する小さなエッセイお届けします。
うれしいことも悲しいことも楽しいことも苦しいこともみんな人生の宝物。

2010年05月

望まれて生まれる赤ちゃん

当たり前のことですがセックスをすると妊娠します。
でも、セックスしても妊娠するとは限りません。
しかし、セックスしないと妊娠はしません。

セックスをして妊娠したくないときは避妊をします。
避妊は望まない妊娠をするために必要です。
無防備に妊娠するはずはないとセックスして妊娠することは多々あります。
一方で、妊娠を望み努力するにも関わらず妊娠しない場合も多々あります。
命の誕生は、人の思惑をはるかに超えた世界です。

人間のセックスは愛を確かめ合う行為です。
日本語では「性交」と書きます。
「性」は心と生き方、「交」は交わる、人間のセックスは心と生き方で交わることです。

本来、相手を大切にする気持ちや、尊敬する気持ち、この人と共に生きて行きたいと思う気持ちの高まりの延長線上に性行為は存在してほしいものです。
そうした気持ちが伴わなくてもセックスはできます。
それは動物の本能のまま、子孫を残すための行為と思えば人もまた次の世代に優秀な遺伝子を残す必要がありますから儀式として、あるいは快楽のはけ口としてのセックスもあるの現実かもしれません。

人は「人間」として人と人の関わりの中で生きています。
秩序をつくり、守る中で社会を形成し安全や安心を手にしてきました。
人は本能や感情といったものの上に知性や理性を積み重ね人間としての行き方を模索し幸福を求めていきています。

人の社会の中では、セックスは愛する人との愛を確かめ合う行為として存在しますが
その延長線上には妊娠し出産し、次の世代の子供を健全に育てるという
大きな役割があります。
それを踏まえて望むときに望む妊娠を計画していくのが「家族計画」です。
自然の成り行きがよい場合もあります。
しかし、自然の成り行きで妊娠したことで自分自身も産まれてくる子供も不幸にしてしまうこともあります。

望まぬ妊娠は決してしないことです。
中絶は心も体も傷つけます。

この人の子供が欲しい、この人と一緒に子供を育てて生きたい、と思える人とだけセックスしましょう。
自分の心も体も生き方も大切にしましょう。
そして、その自分の思いを受け入れてくれる人とだけセックスしましょう。
自分の思いや気持ちを受け入れてくれない人とは、どんなに好きでも
「NO」という勇気を持ちましょう。
成り行きでセックスして性感染症になることも多々あります。
様々なリスクがあることを知りましょう。
今、妊娠してもいいですか?
大切に産んで、育てることができますか?
望まれて生まれなかった子は悲しいです。
望まれて生まれてきたのか、そうでないのか、人は、どんな風に自分が生まれてきたかを一生背負っていくことになります。

産まれてきた赤ちゃんには、生まれてきてくれてありがとう、あなたに出会えて良かったと言ってあげたいですね。

肌のお手入れ

5月も半ばになり、日差しが強くなりました。
一年で最も紫外線が強い時期です。
新芽がいっせいに伸び、生命力溢れる季節でもあります。

この時期は芽吹きで体内の代謝が高まります。
体内の毒素が外に排泄されやすくなります。
体がリフレッシュするのですから、本来それは良いことなのですが、
結果的には皮膚のトラブルという形で現れます。
真夏や真冬には何ともないのに、季節の変わり目になると鼻炎の症状や、皮膚のかゆみ、肌荒れなどが出る場合があります。

もともと過敏な体質、一般にはアレルギー体質などといわれますが皮膚が弱っていると、てきめんブツブツ・かさかさして軽い火傷状態になって、水分が不足しかゆみが増し汗でさらに症状が悪化していってしまいます。

そうなると抗炎症剤やステロイドの入った軟膏でないと治らなくなります。
体内の代謝の高まりと、表皮の水分不足が原因なので十分な水分の補給と適度な油分のバランスが必要です。

出生したばかりの赤ちゃんも同様です。
生まれたばかりは、すべすべのきれいな肌ですが、生まれて2~3週間くらい経つと、胎内で蓄積されていた様々な余分なものが湿疹となって出てきます。
赤ちゃん湿疹、脂漏性湿疹、胎毒などと呼ばれます。

時期が出きってしまえば直りますが、悪化させてしまうと膿を持ってしまったり、肌が傷ついてしまいます。
そうなると、やはり薬を使って直さなくてはなりません。

適切なスキンケアがポイントです。
人により肌の状態は異なるので、自分の肌にあったケアをみつけましょう。
できるだけ自然に近い成分のもので、できれば防腐剤や香料の少ないもの赤ちゃんに使うものは、万一なめてしまっても良いものを使いましょう。
様々なメーカーで化粧水やオイル、クリーム、軟膏が出ています。
肌の汚れは大敵ですが、石鹸の使いすぎも肌を乾燥させ弱めます。
日常のスキンケアが基本ですが、悪化しはじめたら、皮膚科で相談して、ステロイドなどのちょっと強めの薬を使っても早い期間でパッと直してあげるほうが得策です。

特に赤ちゃんにはステロイドは・・・と弱い薬をダラダラと長い期間使っている場合もありますが、かえって皮膚を弱くしてしまいます。

皮膚は日々、生まれ変わっていますが、薬は真皮にまで浸透するので表皮はきれいになっても、再生する皮膚が弱いと、いつまで経っても良い皮膚に生まれ変わっていけません。



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